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【投資入門②】そもそも株ってなに?②

こんにちは!

今回は、株の値段はどのように決まるのかについて、説明していきます。

目次

1.オークションにスニーカーを出品してみよう!

2.株に置き換えて考えてみよう!

3.まとめ

 

私たちは、普段スーパーなどで値札に書かれている値段で商品を購入します。では、株もこのように、どこかのマーケットで、会社が株を「5,000円で売ります」と決めて値札を貼っているのでしょうか。
「株の値段(株価)が上がった、下がった」と耳にするけれど、株の値段は一定じゃないの?株の値段を決めるのは、株を発行した企業じゃないの?と疑問に思いませんか。
まずは、株の値段がどのように決まるのかについて、全体のイメージを掴んでみてください。

1.オークションにスニーカーを出品してみよう!

例えば、あなたがオークションに参加したとします。出品するのは、5万円で購入した人気メーカーのスニーカーです。実は、メーカーがこのスニーカーの生産を終了したため、数量限定モデルとなったのです。これから人気が出そうなので7万円でオークションに出品することにしました。

すると、あなたの予想通り、数量限定のスニーカーを手に入れようとたくさんの人が競売に参加しました。10万円、15万円とどんどん値段が上がっていき、ついに20万円の値をつけて落札されました。

大量生産のスニーカーが、数量限定モデルのスニーカーへと変わることで、人気が上がり、価格も上がったのですね。

2.株に置き換えて考えてみよう!

株もオークションと同じことです。
株の値段(株価)は、株を買いたい人と売りたい人のバランスによって決まります。発行される株の数には限りがあるため、人気会社の株は、買いたい人が増えれば増えるほど、株価は上昇します。逆に、魅力がなくなった会社は、不人気になり株を売りたい人が増えてしまい、株価は減少します。
つまり、株にはスーパーの商品のような『定価』はなく、その会社の株を買いたい人と売りたい人の価格と数量が一致すれば売買成立となり、その成立した値段が、会社の株価になります。
そのため、一番直近に取引が成立した価格のことなので、あなたも同じ株価で売買が成立するとは限らないのです。ちなみに、売買が成立することを「約定」といいます。

3.まとめ
株価とは、株を買いたい人と売りたい人の、価格と数量が一致して売買が成立した値段のこと!人気株は、価格が上昇し、不人気株は、株価が減少します。
商品ごとに値段が違うだけでなく、同じ商品でも売買のタイミングによって金額が異なります。